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万華鏡作家烈伝 - 山見浩司 - |
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| 山見浩司 プロフィール |
| 昭和36年生まれ。東京都出身 ステンドグラス、プロアートスクール卒業 アメリカ・サンタモニカ大学デザイン科卒業 1988年 第3回ユザワヤ創作大賞展 ステンドグラス部門金賞受賞 1989年 第4回ユザワヤ創作大賞展 ステンドグラス部門金賞受賞 1990年 第5回ユザワヤ創作大賞展 ステンドグラス部門金賞受賞 1992年 フロム・エー主宰「フロム・エー・ザ・アート展」オブジェ部門佳作受賞 1994年 TBSチームディズニー出演他 万華鏡作品を中心とした手作り雑貨ショップ「リトルベアー」のオーナー。 |
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東京都大田区田園調布2ー21ー19 (TEL:03−3722−6478) 営業時間: 11:00〜19:00(月−金、第2、第4土曜) 13:00〜19:00(第1、第3土曜) 定休日: 日曜、祝日(+不定休) |
東急東横線、田園調布、名だたるお屋敷街とは駅をはさんで反対側。小さなスーパーや古びた呉服屋、趣味の良い器の店、しゃれた美容院、それにガラスの店が2軒、3軒と続く不思議な商店街を歩いて5分、紅茶屋の角を曲がると目指すリトルベアーがある。レンガ造りの壁に白い出窓、赤いドアの前には”Welcome”の看板を持ったクマの人形。 ふりふりエプロンの店員が「いらっしゃいませ〜」と可愛い声で迎えてくれること間違いなし!と思わせるこの店。でも奥に座っているのは不惑を迎えようという妻子有男。 しかしこの人こそ、日本の万華鏡作家の草分けであり、世界でもトップレベルの実力を誇る、山見浩司氏その人なのである。 |
Q: 一番最初に作った万華鏡は?A: (巨大な犬のステンドグラス作品を指さして)これかな。 Q: ・・・普通は子供の頃に何かの教材で作ったという人が多いのですが? A: そんな記憶全然ないです。 Q: 作りたいと思ったきっかけは何だったんですか? A: アメリカ留学の時に、初めて本格的な万華鏡を見て感銘を受けました。ステンドでできた作品だったので自分でもできるんじゃないかと思ったのがきっかけです。 それ以前に、何かの雑誌で「誠志堂マイヤーズ」の記事を見て、切りぬいて持っていたんです。何か気にかかったんでしょうね。そのときはそのまま忘れてたんですが、アメリカで実物を見て、これがあの雑誌に載っていたものなのかって。 Q: それですぐこれだ!と思ったんですか? A: いや最初はイラストの仕事をするつもりでした。帰国して就職活動したんだけど、思うような仕事が見つからなくて、いろんなバイトで食いつないでましたね。 なんとか卒業したステンドグラスの学校の斡旋でステンドグラス工房に就職したんです。 Q: 結局ステンドに戻ったんですね A: 2つの工房に通算5年半くらいいました。でも、決まった作業を繰り返すベルトコンベアー状態で、余り面白くなかったんです、勉強にはなったけど。それと、平面作品が中心だった、僕は立体がやりたかったので、家に帰って好きな作品をコツコツ作ってましたね。犬もそう。これはじめは万華鏡になっていなくて、単なるオブジェだったんです。 |
Q: なぜ万華鏡に変えたんですか?Q: 「リトルベアー」は最初から万華鏡の店だったんですか? A: はじめは普通の雑貨店のつもりでした。でも、店を始めるとき、見よう見まねで作った万華鏡を近所の人が買ってくれてすごく喜んでくれたんです。 それで、思い立って昔の雑誌の切りぬきを探し出して「誠志堂マイヤーズ」に連絡をとりました。 Q: 万華鏡との2度目の出会いですね。 A: 衝撃でしたね、何故こんなにクリアできれいなんだろう?って。 Q: それで万華鏡作家になろうと思ったんですか? A: いえ、はじめはぼつぼつ作っていたんです。 それが、ある日テレビ番組の”トゥナイト”で紹介されて、次の日目がさめてビックリ! 店の前にびっしりお客さんが並んでいるんです。もう無我夢中で作りつづけました。そこでやっと自覚ができたという感じですね。 同時期にいろんな人(大熊さん達)と知り合ったりして、急に世界が広がっていきました。 Q: 一番印象深い作品は? A: やはり”犬”です。一番大きいし、インパクトあるし、愛着もあるし。でも、売ってもいいです、置く場所ないし(笑) Q: 万華鏡に出会って良かったことは? A: 作っていて楽しいことかな。自分の思いを形にできる半面、最後まで出来上がりがどうなるのかわからない、それが面白いです。 Q: 悪かったことは? A: 無いですね。 Q: 今までで一番嬉しかったことは? A: うーん・・・、きょん2が店に来てくれたこと(笑) 買ってくれた人から手紙をもらったり、感想をもらうことですね。自分が作ったものを人が喜んでくれる、感動してくれるというのが何より嬉しいです。 Q: 作品を作るときに気をつけていることは? A: 手を抜かないこと、妥協しないこと。 時間が無くて急いでいるときなんか、「まあいいか」と思っちゃうこともあるんだけど、結局直しちゃうんですよね。納得のいかないものは出せないです。 Q: 製作上の苦労は? A: 個展前など、時間内に新しいものを考えなきゃいけない時、プレッシャーがきついですね。でもヒントが浮かんで方向性が見えてくると「さあ作るぞ」と爽快になります。一番苦しいときが一番楽しいのかもしれませんね。 Q: 万華鏡以外の趣味は? A: 車。 乗るのも見るのも好き、車については一言あります(笑)。万華鏡をたくさん売って、フェラーリを買うのが夢(笑)。 Q: ご家族の反応は? A: 子供はあんまり興味なさそうです。妻も特別な感慨はないみたいです、第三者としてのアドバイスは新鮮で有り難いです。 Q: 好きな作家は? A: アメリカの”シークレット・ガーデン”の作家、繊細できっちり作っているところが好きです。それから、マーク・ティックル、常に新しい試みをしている。僕もヒントをずいぶんもらっています。 アメリカには雑なアーティストが多いんですが、この2人は完成度も高いですね。 Q: これからどんな作品を作りたいですか? A: 特に考えていません。そのときに作りたいものを作っていきます。 |
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