今回も保有している万華鏡ではなく、文献からの紹介です。明治17年発行の「志ん板車づくし いせ勝板」の絵の一部です。 左側の子供が板を覗いていますね、これは、「タコタコ眼鏡」というもので、今でいうところのドラゴンフライ(先のレンズがトンボの目のように多面にカットされていて見たものが数多くダブって見える)です。 ドラゴンフライは鏡を使っていないので、正確には万華鏡ではないのですが、江戸時代から、将門眼鏡、八角眼鏡などと呼ばれて、不思議なカラクリとして金持ちに広がっていたようです。江戸末期からはこのように、お祭りの出し物のひとつとして一般的になっていたようです。逆にいうと個人のおもちゃとして購入するにはまだまだ高く、庶民にはめずらしかったのでしょう。 江戸時代の「タコタコ眼鏡」の文献を「江戸時代の黄草紙」に、また1900年代の大阪での状況を「タコタコ眼鏡」に掲載しています。参考にしてください。 文献出典: おもちゃ博物館17 多田敏捷編 (京都書院 絶版)
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